生活や文化に深く関わってきた、お米と米ぬか 日本におけるお米作りは、縄文時代から始まり、弥生時代には全国に広まったとされています。以来、お米は日本の生活や文化に深く関わってきました。米ぬかは、玄米の表皮を削って白米に精米する際に得られます。元々、お米は精米せずに玄米として食されていましたが、江戸時代以降、精米技術が向上し、玄米を精米して白米として食するという文化が広まっていきました。それに伴い、精米時に得られる米ぬかの利用も広まっていきました。 米ぬかは、玄米の表面のごく一部であるため、一粒の玄米からわずか10%ほどしか採れない貴重なものです。そして、玄米に含まれる栄養素の約9割がこの米ぬかに含まれているといわれています。ビタミンやミネラル、食物繊維など、玄米に含まれる栄養素の多くが含まれている米ぬかは、食品として摂取することで様々な効果が期待されています。 古来より美容素材として利用されてきた米ぬか 食品として魅力的な米ぬかですが、美容素材としても古来から重宝されてきました。平安時代の書物には、お米のとぎ汁で洗髪をする様子が描かれています。お米のとぎ汁には、米ぬかに含まれる成分が溶け出しており、当時、美の象徴とされていた長く艶やかな黒髪のお手入れに使われていたことから、米ぬかは古来より美容素材として注目されていたことが伺えます。米ぬかより抽出した米ぬかエキスは、現代でも保湿作用が期待できる成分として、様々な美容品に配合されています。 BOTANYCLEの食器用洗剤は、千葉県・長柄町産のお米から抽出した米ぬかエキスを配合しています。古くから日本の生活や文化に深く関わってきたお米という日本らしさを感じてもらいたい、そして、活用できるシーンを増やすことで生産者の方たちへの支援に繋げたいという想いから、保湿作用が期待できる成分として米ぬかエキスを配合しています。